とあるオタ女子の日常。

日常から考察までいろいろ雑多に載せます

2023/4/19 入院の話。

今日はタイトルの通り、入院していた時のことを話そうと思う。

同じような境遇になってしまった人へ、少しばかりでも参考になれたら幸いだ。

 

最初に話した通り、私は「気胸」という病気で入院することになった。

気胸という病気についてと治療法は以下の通り。

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私は病状が酷く、ドレナージと言う胸に管を挿入して空気を抜く治療法で治療した。

挿入する時は局所麻酔をするので痛くはなかったが、麻酔をする時そのものが痛かった。

管を入れる時はゴリゴリと音がする。たぶん、筋肉に無理矢理管を通しているからだと思われる。

そしてまあ、麻酔が切れた後が苦痛でしかたない。そりゃそうだ。異物が刺さってるんだもの。こればっかりは言葉でうまく表現できない。息をするだけでも痛い、と言えばこの痛みがどれだけ苦痛かわかるだろう。

今回の入院は再発してのことだったので、手術をすることになった。前回の入院時に既に再発したら手術をする、と言うことは聞いていたので、そうだよな、程度にしか思わなかった。

手術当日は朝から何も飲まず食わずでいたので活力が徐々に奪われていた。緊急で入れてもらったのでいつやるのかもわからない、という状態だったので漠然とした不安?のようなものを抱いて過ごしていた。

手術に呼ばれたのは15時過ぎ。痛みで歩くことができなかったので車椅子で手術室まで運んでもらった。飲まず食わずだったせいかその時はただぼーっとしていた。手術室に入ると、何やらエール系の歌が流れていて、手術のことは一般的には怖いと思われているからそういった配慮がされているんだな、と思った。実際私も俯瞰的な感想を抱きながらもちょっと励みになった。準備に勤しむ看護師さんも麻酔科の先生も、私にとても優しく接してくれた。とてもありがたい。振り返ると、手術室に入ってからというもの恐怖も緊張も一切しなかった私はある意味肝が据わっているのかもしれない。

血圧測定の機械を右腕に巻かれ、点滴の針を左手の甲に刺される。この時も看護師さんの優しさが溢れていて、私は血管が細い方だが、それを「恥ずかしがり屋」と表現していてそこにクスッとした。刺された瞬間あまりの痛さに素っ頓狂な悲鳴をあげてしまって看護師さんたちに笑われてしまった。手術前の緊張がそれで解けたのならいいのだが。酸素マスクを装着され、酸素を吸わされると一気に頭がフラフラした。「麻酔入れますねー」と麻酔科の先生に言われてすぐ私の意識はプツッと途切れた。献血している時に視界が狭くなって気を失いかけたことがあり、全身麻酔を入れられるのはそれをイメージしていたが全然違った。

手術の内容としては胸腔鏡手術といって、胸に穴を開けてカメラを差し込み、カメラの映像を見ながら別の所から処置をする負担の少ないものだった。

突如何かが聞こえて目を開けてみれば、手術室の外で主治医の先生から手術が無事終わったことを聞かされた。返事をしようとしたら声がガサガサでびっくりした。喉に直接空気を流していた影響らしい。この時18時過ぎ。術後は麻酔の影響もあるので集中治療室で一晩を過ごした。肺を直接いじっているのでそこから空気漏れしてもいいようにドレーンの管はまた別の所に挿さっていたのでそこが当たるととても痛かった。

そして別の苦痛もあった。排泄問題だ。心電図や点滴が繋がれている状態でベッドから動くことを許されないので普通尿道に管を挿される…らしいのだがそれがされてなかったので、看護師さんに介助してもらいつつしようと試みるもなかなか出来ない。尿意はちゃんとあるのに出ないツラさと言ったら…。いろいろ試行錯誤してやっとのことで出せたがその姿勢は…完全にご開帳していた。そういう姿勢がやっぱりこう1番開いてるんだなって思った。下ネタで失礼。

翌日、経過が良好のため管を抜いてもらうことに。抜く時は麻酔をしなかったので痛いのか…と思いきや抜かれた瞬間の違和感がすごいだけでそれ程痛みは感じなかった。むしろその後穴を塞ぐためにホッチキスを留めてもらった時の方が激痛だった。

その後は術後の対処(喉の治療が主)をしてもらい、肺の状態が良好だったので昨日退院した。というのが一連の話。

ちなみに術後の影響として、恐らくメスが入った場所が3ヶ所あるのだが、その部分、特に管を挿していた場所が当たると痛い。そうでなくとも皮膚を引っ張られているような感覚が常にある。要するに違和感半端ない。いつまでこれと付き合わなければならないのかわからないのがしんどい。と言ったところ。あと肺活量が落ちているのか少しバタバタしただけでも休憩したくなる。今の所それくらい。

まだホッチキスの針は刺さったままなので、抜いた後どうなるのやら。また1週間後くらいに話そう。